
ヒビテン液のクロルヘキシジングルコン酸塩を有効成分とした医療用の消毒薬です。
一般的にはドラッグストアなどの店舗では販売されていません。
しかし、一部の薬局ではヒビテン液を購入することが可能です。
また、ヒビテンが手に入らない場合、類似薬はないのでしょうか?
薬局での購入方法や類似薬について詳しく解説します。
ヒビテン液とは
「ヒビテン液」とはクロルヘキシジングルコン酸塩液を主成分とする消毒薬です。
ヒビテン液は、病室、家具、器具、物品、手指、手術部位の皮膚、皮膚の創傷部位、そして医療機器の消毒に使用されます。
使用量や用途により、水溶液またはエタノール溶液として使用され、その濃度は通常0.05%から0.5%の範囲です。
水道水などで薄めることが多いですが、イオンにより効力が弱まるため、24時間以内に破棄することが一般的です。
ヒビテン液を薬局で購入する
ヒビテン液は医療用医薬品のため一般的には薬局で手軽には購入できません。
しかし、非処方箋医薬品に分類されるため、一部の薬局では販売してくれる可能性はあります。
一部の薬局とは、零売を対応している薬局のことです。
ネット販売不可、本人が使用する(ペットは不可)、本人が来店する必要(代理購入不可)があるなどの制限はあります。
零売とは何かについては以下の記事で詳しく解説しているので、知りたい方は見てください。

しかしながら、一般的な薬局では零売対応しているところは少ないため、零売薬局を探すのにも時間がかかると思います。
零売薬局がある場所が気になる場合は以下の記事にまとめてあるので確認してみてください。

当店も零売対応していますが、ヒビテン液は常時在庫しておりません。
取り寄せはできるので、お気軽にお問い合わせください。
ヒビテン液の類似薬
医療用医薬品と違い、最初から濃度が薄まっていますが、クロルヘキシジングルコン酸塩が含有された消毒薬は市販でも販売されています。
普通は薄めて使うので、市販薬ほうが使用するには楽かもしれません。
ただし、ドラッグストアなどではほとんど見かけません。
ドラッグストアなどでよく見かける消毒薬はベンザルコニウム塩化物が配合された消毒薬か、エタノールです。
クロルヘキシジングルコン酸塩を含んだ消毒液と、ベンザルコニウム塩化物を含んだ消毒薬は、抗菌スペクトルなどの特性は似ています。
なので、ヒビテン液がどうしても必要ということでなければ、そちらを購入するのも選択肢の一つです。
また、エタノール溶液のほうが抗菌スペクトルは広いので、どうしてもでなければエタノールを使用するほうがいいでしょう。
ヒビスコールsh

有効成分はクロルヘキシジングルコン酸塩です。
0.1w/v%で配合されています。
エタノール72.3w/w%が含有されているため、ほぼエタノール溶液です。
オスバンS

有効成分はベンザルコニウム塩化物です。
10w/v%で配合されています。
水道水で薄める場合は、イオンにより効力が弱まるため、24時間以内に破棄するのが一般的です。