※ 保険薬局ではないため処方箋は自費となります ※

零売薬局とは何か?

最近増えてきた零売薬局。

当店もそのうちのひとつとなります。

零売薬局を知らない人は「どうして病院の薬が買えるのか」「何でも買えるのか」「違法じゃないのか」など疑問が出ると思います。

この疑問にお答えし、より多くの人に零売薬局とは何かを知ってもらうため、詳しく解説します。

目次

零売薬局とは

零売薬局とは簡単にいうと、処方箋なしで病院の薬が一部購入できる薬局のことです。

病院でもらえる薬は「処方箋医薬品」と「処方箋医薬品以外の医薬品(非処方箋医薬品)」の2種類に分けられます。

零売薬局で購入できる薬は「非処方箋医薬品」に限られています。

薬局での直接購入になるため、病院やクリニックでの診察や処方箋を得る手段以外の、医療用医薬品を手に入れる選択肢になります。

一般的な保険薬局と異なり、薬剤師がカウンセリングを行い、処方箋なしで病院の薬を自費で販売します。

普通の薬局と零売薬局の違いとは

零売薬局と保険調剤薬局の大きな違いは、保険薬局の届出を出しているか否かです。

保険薬局の届出を出している薬局に処方箋を持って行った場合は、通常1~3割の自己負担で医薬品が手に入ります。

保険薬局の届出を出している薬局は、患者からその場で貰えなかった残りの7~9割の金額を国に請求できるためです。

しかしながら、零売薬局の場合は保険薬局の届出を提出していない場合があります。

そのため、零売薬局でも処方箋を受け付けることはできますが、場合によっては保険証を持っていても自費扱いとなることもあります。

また、零売薬局では医薬品の備蓄が少ないため、処方箋を持って行っても調剤が完了する時間が不明です。

通常の薬局と異なり、調剤完了までに数週間はかかると思ったほうが良いと思われます。

零売薬局では、なぜ病院の医薬品が販売できるのか

2005年に厚生労働省が「処方せん医薬品等の取り扱いについての通知」を出しました。

これにより、「処方箋に基づかない販売」いわゆる零売を条件付きで認めています。

つまり、零売を出来るのは零売薬局に限った話ではなく、通常の保険調剤薬局でも零売はすることは可能です。

しかしながら、通常の保険調剤薬局では零売を行っているところは少ないです。

単純な話で、処方箋を受けているだけで利益が出るからです。

処方箋に基づいた調剤で忙しい中、零売に割く時間が無いと思われます。

零売薬局で取り扱える医薬品

病院でもらえる薬には先にも述べたように「処方箋医薬品」と「非処方箋医薬品」の2種類に分けられます。

このうち、零売薬局で取り扱いができる医薬品は「非処方箋医薬品」に限られます。

大まかに分けると現在市場で出ている医薬品のうち約半数が「非処方箋医薬品」に相当します。

また、通常のドラッグストアや薬局においてあるような、一般用医薬品(ロキソニンSなど)も購入することができます。

「非処方箋医薬品」には、一般的な風邪薬、胃腸薬、皮膚疾患に対する薬などがあります。

例えば、解熱鎮痛剤(カロナール)、鼻づまり薬(カルボシステイン)、胃薬(ガスター)、湿疹やかゆみに効果のある外用薬(レスタミン)などが挙げられます。

詳しく知りたい方は以下のリンクから確認してください。

≫ 薬局うさぎや | 取扱品目一覧

一方で「処方箋医薬品」は、医師の判断に基づき、特定の症状や疾患に対して処方されます。

「処方箋医薬品」には、高血圧治療薬、糖尿病薬、高脂血症治療薬、向精神薬、抗不安薬、ピル、バイアグラなどが挙げられます。

これらの薬は法令により、零売薬局で販売することができません。

零売薬局の利用方法

そのままご来局いただければご利用いただけます。

零売は自費での販売になるため、保険証も不要です。

零売薬局を利用する上での注意点

ほしいものが何でもかんでも手に入るところではありません。

病院に行くのを前提として、必要最小限の販売になります。

注意事項を守り、零売薬局を便利に利用してください。

  • 通信販売は不可。対面販売のみ
  • 使用者本人の購入が必須。代理人による購入は不可
  • 薬剤師の指示に従い用法用量は守る
  • 薬を服用しても症状が改善しないようであれば病院へ行く
  • 病院に行く時間がある人は病院へ行く

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