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ロコアテープ | 市販薬として処方箋なしで購入できる病院の薬

ロコアテープ

こちらの医薬品は対面販売が必須のため、郵送販売、通販はできません。

商品名

ロコアテープ

価格

7枚 950円
21枚 2550円

効能・効果

変形性関節症における鎮痛・消炎

用法・用量

1日1回、患部に貼付する。同時に2枚を超えて貼付しないこと。

有効成分

エスフルルビプロフェン

副作用

皮膚炎、ショック、アナフィラキシー、胃腸出血

などが報告されています。

ロコアテープの市販での販売情報

ロコアテープは市販薬として販売されていません。

ロコアテープの注意点

ロコアテープの成分はNSAIDs(非ステロイド性抗炎症薬)の一部であるエスフルルビプロフェンです。これは、ヤクバンテープに含まれるフルルビプロフェンの活性S体のみを選別して作られた医薬品で、より効果的となっています。

特徴と経皮吸収性

ロコアテープの特徴として、他のテープ剤よりも有効成分のNSAIDsの経皮吸収率が高いことが挙げられます。これにより、皮膚を通じて有効成分が効率よく患部に到達し、持続的な鎮痛・抗炎症効果が期待されます。経皮吸収率を上げるためにメントールが多量に添加されています。

使用量・併用薬の注意

ロコアテープは経皮吸収率が高いため、2枚貼付すると内服剤と同等の量が吸収されます。そのため、1日の使用上限が2枚までとなっています。この高い吸収率のため、ロコアテープと同時に、他の内服剤NSAIDs(ロキソニン錠など)と一緒に服用すると、副作用が出やすくなるため、同時服用は避けるようになっています。

抗菌薬との相互作用

NSAIDsと一緒にニューキノロン系の抗生剤を服用すると、まれに痙攣の副作用が出ることがあります。ロコアテープは吸収量が高いため、同時に服用しないことが望ましく、一部のニューキノロン系抗生剤(スオード錠など)は一緒に服用してはいけない事となっています。

妊婦への使用について

ロコアテープに限らず、すべてのNSAIDsは妊娠後期では使用してはいけないこととなっております。これは胎児の動脈管収縮などが起こるとされているからです。妊娠後期以外で使用することがあるかもしれませんが、一般的には妊娠中はNSAIDsは使用せず、カロナールの使用が推奨されます。

そのため、妊娠中はロコアテープの使用はしないほうが良いです。

その他の注意点

ロコアテープなどのNSAIDsは腎血管への影響も出るとされています。すなわち、一時的に腎臓への血流量が減り腎機能の低下が起こるとされています。もともと、腎臓が悪い人がNSAIDsを使用しないほうが良い理由は先述の理由のためです。

アスピリン喘息の人はロコアテープなどのNSAIDsの使用は禁止されています。アスピリン喘息の人がNSAIDsを服用すると、喘息発作、鼻閉、鼻汁が悪化する可能性があるためです。

ロコアテープのまとめ

  • 有効成分は経皮吸収率の高いエスフルルビプロフェン
  • 吸収率を高めるためにメントールが多量添加されている
  • 吸収量が多いため、1日2枚までが上限
  • ニューキノロン系抗菌薬との併用は避ける
  • 妊娠・腎疾患者には基本避ける