プソフェキ配合錠の「フェキソフェナジン」「プソイドエフェドリン」を有効成分とした医療用の抗アレルギー薬です。
一般的にはドラッグストアなどの市販の店舗では現在販売されていません。
現在アレグラFXプレミアムが薬剤師がいるドラッグストア・薬局各店にて販売されております。
当店のような零売薬局でもプソフェキ配合錠を購入することが可能です。
プソフェキ配合錠とは
プソフェキ配合錠は「フェキソフェナジン」「プソイドエフェドリン」が配合されている薬です。
ジェネリック医薬品であり、先発品は「ディレグラ配合錠」です。
「フェキソフェナジン」は抗アレルギー薬で、「アレグラ」の有効成分でもあります。フェキソフェナジンは眠気が出にくいため、花粉症においては良く使用される薬です。
「プソイドエフェドリン」は交感神経に作用する薬です。
花粉アレルギーなどで起こる症状の一つに鼻詰まりがありますが、プソイドエフェドリンは鼻粘膜の血流を減少させることにより、強い鼻閉改善効果を発揮します。
そのため、プソフェキ配合錠は、花粉症の強い鼻閉時にもっぱら使用される薬です。
プソフェキ配合錠が市販されていない理由
現在アレグラFXプレミアムが販売されております。
厳密にいうのであれば、市販はされていませんが、市販はできる状況です。
厚生労働省の薬食審要指導・一般用医薬品部会で2022年11月28日にディレグラ配合錠のOTC化を許可しました。
これによって、市販では「アレグラFXプレミアム」の商品名で販売される予定です。
現在はまだ商品化されていませんが、おそらく2024年の花粉の時期に合わせて販売すると思われます。
プソフェキ配合錠が薬局で買える理由
プソフェキ配合錠とその先発品であるディレグラ配合錠は、2022年に一般用医薬品(OTC:Over The Counter)への転換が認められました。
それに伴って、2023年3月27日付けで「劇薬」及び「処方箋医薬品」の分類から外れることになりました。
薬局では、医療用医薬品のうち、「非処方箋医薬品(処方箋医薬品以外の医薬品)」の販売が許可されています。
この薬局での販売形態のことを「零売」といいます。
このため、「ディレグラ配合錠」及びそのジェネリック医薬品である「プソフェキ配合錠」が薬局での零売をすることが出来るようになりました。
プソフェキ配合錠を薬局で買う方法
プソフェキ配合錠は医療用医薬品のためドラッグストアやスーパーマーケットで手軽に購入できません。
しかし、非処方箋医薬品に分類されるため、一部の薬局では販売してくれる可能性はあります。
一部の薬局とは、零売を対応している薬局のことです。
薬局うさぎやも零売を対応している薬局です。
全国には薬局の数はかなりありますが、零売対応している薬局はかなり少ないです。
もし零売薬局がどこにあるかわからないようであれば、調べてまとめた記事があるので、確認してみてください。
おまけ:プソフェキ配合錠に類似している市販薬はあるか
現在はアレグラFXプレミアムが販売されております。
プソフェキ配合錠の鼻詰まりを解消するための成分が「プソイドエフェドリン」です。
これと同じ成分、あるいは近い成分が含まれたものであれば、同じような効果が得られます。
市販では「メチルエフェドリン」「フェニレフリン」「プソイドエフェドリン」が含まれている薬があるようです。
ストナリニS
有効成分は「クロルフェニラミン」「フェニレフリン」です。
抗アレルギー薬の「クロルフェニラミン」は「フェキソフェナジン」よりかなり眠気が出やすいです。
そのため、プソフェキ配合錠と比べると、眠気がかなり出やすいです。
ベンザ鼻炎薬α
有効成分は「クロルフェニラミン」「プソイドエフェドリン」です。
抗アレルギー薬の「クロルフェニラミン」は「フェキソフェナジン」よりかなり眠気が出やすいです。
そのため、プソフェキ配合錠と比べると、眠気がかなり出やすいです。
ロートアルガード鼻炎内服薬ゴールドZ
有効成分は「メキタジン」「メチルエフェドリン」「プソイドエフェドリン」です。
「クロルフェニラミン」よりは眠気が少ない成分「メキタジン」が配合されています。
市販薬ではプソフェキ配合錠に近いと思われます。